【アオアシ】阿久津と母親の関係性、弱みを乗り越えた先にあったものとは?

アオアシ

こんにちは。だいだい先生です。

今回は、阿久津渚の青森星蘭戦のあの名シーンについて語っていこうと思います。

どうしてもネタバレを含んでしまう内容になると思うので、27巻までの内容をネタバレされたくない方はご退出をお願いします。

さて今回振り返りたいのが、青森星蘭戦の名シーン

阿久津がアシトのスパイクを「いいスパイクだな」と褒めるシーンです。

阿久津とアシトの関係性を知っている人なら感動で鳥肌が立つシーンかと思います。

今日はこのシーンに至るまでの過程とともに阿久津が乗り越えた「弱さ」を考察していきます。

プロフィール

まずは阿久津について簡単におさらいしましょう。

  • ポジションはDF
  • アシトの1つ上の学年
  • セレクションでユースに入団
  • 出身は不明
  • 福田監督とどこで出会ったのかも不明
  • 強面な性格
  • 船橋戦後から主将も務める

過去の細かい設定は本編で明かされていません。

プロになるための熱い想いを持っているので自分に厳しい一方で、下級生や他のチームメイトにも厳しいキャラクターです。

阿久津はなぜアシトに厳しいのか

特にアシトに対しては、セレクションの時から非常に厳しい言動をして個人的に「嫌なキャラクターだな」と感じていました。

そんなヘイトキャラの阿久津が本作でどんな役割を担っているのかアシトとの関係から考えてみましょう。

アシトの家庭環境

前提として、アシトの家庭環境について語っておきたいと思います。

アシトの実家は母子家庭で、決して裕福とは言えない家庭の出身です。

サッカーのスパイクも満足に買い替えてもらえない環境の中で育ってきたアシト。

阿久津もセレクションでアシトの靴がボロボロであることから、アシトの家庭が裕福ではない事を知ります。

アシトへの嫉妬?

阿久津がアシトに厳しいのは、アシトへの嫉妬もあるかもしれません。

阿久津はアシトよりもひどい家庭環境で育ちます。

スパイクを買い替えてもらうどころではなく、親からの応援もなく捨てられるような形でエスペリオンに入団します。

阿久津からすると、「自分はもっと厳しい環境の中で苦労してやってきた」という目線でアシトを見ることができる数少ないキャラクターです。

口先だけでプロになってやると意気込むものの実力が伴っていないアシトに対して、「何でこんな奴が親に応援されているんだ」という気持ちもあるのかもしれません。

エスペリオンを愛しているから

ただやはり、阿久津がアシトに厳しい理由は「エスペリオンを愛している」ということが大きいように思えます。

阿久津は親に育児を放棄されて辛い環境の中で育ちました。

そんな中でサッカーという唯一の生きる道を与えてくれたのがエスペリオンです。

エスペリオンに対する阿久津の想いや感謝は相当大きいものだと思います。

そんな阿久津からすると、初期のアシトの口先だけで実力が伴っていない状況が「エスペリオンを冒涜している」という風に見えたのだと思います。

事実、アシトが成長していくについれて、阿久津がアシトに理不尽な厳しさを教えることは少なくなっていきます。(この過程についてもいずれ記事に書きたいです)。

母親からの手紙が阿久津に与えた影響

船橋戦が終わり、チームが連勝を続けていい波に乗っている状況で阿久津に母親からの手紙が届きます。

それまで圧倒的な存在としてチームを牽引していた阿久津ですが、この手紙で阿久津の過去の唯一の弱さが引き出されることとなります。

動揺

阿久津がこの手紙を受けてから明らかにプレースタイルが変わります。

広くコーチングをしてチームを牽引するプレーをしていたのに、味方に何も指示を出さなくなります。

試合中コーチングをすれば済む場面でも、自分で味方のポジションもカバーしにいくためチームのポジションがずれてしまいます。

相手にはそのズレたポジションの穴を突かれて負けるという試合が続きます。

母親からの手紙を受けた後の試合でコーチングではなく広くカバーをするようになった理由は二つあると思います。

  • 集中を欠く
  • 自分の力を誇示する

単純に母親からの手紙が気になってしまい、コーチングする余裕もなく精彩を欠いたプレーをしてしまっているという理由がまず第一です。

一方で、阿久津の感情としては、「母親を振り払いたい」という気持ちもありました。

そのために「自分はサッカーで圧倒的なんだ」という姿をプレーで示すことで、「母親は必要ない」という証明をしたかったのではないでしょうか。

おそらく阿久津がコーチングをやめてカバーをするプレースタイルにした後もエスペリオンが勝ち続けていたのならば、阿久津は母親のことなど忘れてその後の名シーンは生まれなかったでしょう。

阿久津がここまで崩れる弱さとして「母親に愛されてこなかったコンプレックス」というキーワードが浮かび上がってきます。

親に愛されてこなかったコンプレックスと阿久津の強さ

阿久津は母親に育児を放棄され、エスペリオンに救ってもらった後も「母親に愛されたい」という気持ちがあったのだと思います。

エスペリオンに恩を感じているし、阿久津のエスペリオンに対する愛情は非常に深いものがあると思います。

それもまるで親に対する愛情かのように。

しかし、やはり本当の母親という存在は阿久津の中で相当大きかったのではないでしょうか。

阿久津は本作中で

300回、無視しようと思いました。

しかし300回、振り切れない自分に気づいた。あの女を。

アオアシ27巻86Pより

と述べています。

阿久津の強さ

この阿久津の発言は、コンプレックスに戸惑う阿久津の発言でありながら、阿久津の強さも表しています。

阿久津の強さとは、「弱みと向き合う強さ」です。

母親に会いにいく前から阿久津が弱みと向き合っているシーンは何度かでています。

栗林と福田監督が、別次元のプロの会話をしている状況を目の当たりにした瞬間や、

U18日本代表で一度も試合に出ることができない瞬間です。

阿久津は全ての事象を「自分ごと」と捉えて、弱みにぶつかり、さらに乗り越えることができる強さを持っています。

母親に会いにいくシーンでも、無視せずに直接会いにいきます。

そして阿久津は乗り越えます。

母親との対面シーンも激アツなのでぜひ見返していただきたいところです。

青森戦の「良いスパイクだな」の意味

阿久津はこれまで、散々アシトに厳しい態度をとったり、アシトをバカにしたりとひどい態度を取っていました。

親に愛されてこなかったというコンプレックスがあったからだと思います。

そんな阿久津が、アシトのスパイクがセレクションの時から変わって新品になっていることに気づきます。

アシトが母親に買ってもらったものだと伝えると、阿久津が発したのが

「いいスパイクだな」という言葉です。

阿久津が親から愛されてこなかったコンプレックスを乗り越えて、他人が親から愛されていることを素直に喜んでいる、素晴らしいシーンです。

正直泣きました。

阿久津の壮絶な過去、それを乗り越えた心の強さ、

阿久津に対する印象が180度変わったシーンでした。

まとめ

まとまりのない文章になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

阿久津は愛情の深いキャラクターなのかなと感じます。

皆さんの阿久津に対する印象もぜひ聞きたいところです。

他にもアオアシのキャラクターに関する記事を書いていますので、読んでみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました